特徴と利点
ガーランド方式はベルト上の荷の動きにローラが柔軟に対応するので、1)ベルトの蛇行が抑制されると共に、2)ベルトやローラは受ける搬送物負荷やストレスが軽が2〜4倍軽減されるので、その分、ベルトやローラの寿命が延びる事、3)三次元のカーブにも対応出来る事、4)ローラの交換が容易なのでメンテ作業が楽になる事、5)架台式と較べて搬送容量UPが容易に図れる事等、右図のような多くのメリットがあるユニークで新しい方式です

コンベヤフレームのユニット化事例

高速で広巾コンベヤに適したガーランド

曲線カーブ事例

ガーランドの構成
ガーランドのキャリアセットの構成は右図のように2/3/5本のローラをチェーンのジョイントリンクでつなぎ、両端は取付フックを用いてコンベヤフレームに直接、或いは、ガーランド専用架台に取り付ける構成です。リターンセットは主に2本で構成し、ベルトの中寄せを助けるようにします。次に、取フックについては、2例のみを示してありますが、この他に色々なバリエーションがあり、中には、ローラセットをワンタッチで取り外し取り付けるタイプもあります。(カタログ参照ください。)
尚、ガーランドの構成上、ローラを保持する架台は必ずしも必要ではなくなり、写真事例のようにコンベヤフレームに直接取り付ける事も可能になりますから、新設工事であれば、架台分だけでなくコンベヤフレーム鋼材量を軽減出来るのでコストを下げられますし、工期も短く出来るメリットがあります。
ガーランド
GARLAND catalog.pdf へのリンク
ガーランド(Garland)は2本3本或いは5本のローラをチェーンのジョイントリンクでつないで構成するキャリアセット及びリターンセットを言い、日本では「吊下げ式」或いは「ハンガー式」とも呼ばれています。このガーランドは、ベルトコンベヤをもっと高速に、大容量に、より大塊物搬送を可能に、と云った昨今の搬送ニーズの高まりの中、高速対応/搬送容量UP/耐衝撃負荷が高いので負荷を吸収する等の利点があり、フレキシビリティある新しい搬送方式として生まれました。このガーランドは、日本では主に生コンプラントで使われていますが、その他でも徐々に認知され採用事例が増えてきている方式です。

リターン側

キャリア側

Form D

Form A

ガーランド
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取付フック事例